映画

最強のバディ映画を探せ バディ映画ベストセレクション

兄弟や親友、相棒を意味するbuddy(バディー)。
そんな男の絆(時に女の絆、あるいは男女の絆)を題材としたバディームービーはたくさん存在するし一定の層からは絶大な支持を得ている。
一言でバディモノといっても、さまざまなパターンがある。

息ピッタリでウマも合う名コンビ。
性格も思考もまったくもって真逆な凸凹迷コンビ。

反発したりシンクロしたりと、2人の主人公が絶妙な掛け合いを見せ問題に立ち向かい解決していく。それこそバディものの醍醐味といえよう。

そんなバディものの中から、オススメを選ぶとしたらどうするんだい?というのが今回のテーマ。
短評を添えつつ、ざっとご紹介しましょう。

メン・イン・ブラック

ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ主演、地球に生息する異星人を監視する極秘組織「メン・イン・ブラック」の2人の活躍を描く人気シリーズ。シリーズ3作品、そして2019年には別キャストにて新作も登場しました。もう不朽のバディものとして、バディものって何?と聞かれればメン・イン・ブラック(MIB)みたいなやつと答えるだけ成立しちゃうぐらい、メジャーっちゃメジャーですよね、はい。

メン・イン・ブラック トリロジー Blu-ray BOX

リーサルウェポン

元祖バディものの王道といえばこれ。性格が正反対の刑事コンビが、反発しながらも絆を深めていくド定番中の定番。後にも先にも、リーサルウェポンですよ。刑事ものはもうこれに尽きる。

リーサル・ウェポン ワーナー・スペシャル・パック(4枚組)初回限定生産 [Blu-ray]

バッドボーイズ

刑事ものばかり並べるハメになりそうだけど、こちらも刑事モノですが毛色が異なるのでぜひともおすすめしたい。とにかく軽快で面白い。二人は署内で盗まれたヘロイン100キロを5日以内に奪還する任務につく。正反対の性格をした2人の掛け合いが本作の大きな魅力で、多くのセリフがマーティンとウィルのアドリブだったとか?

バッドボーイズ (字幕版)

エンドオブウォッチ

ドキュメンタリー風に。警察24時風に。常にカメラがまわっているので、視聴者はロス市警の警官二人の日常をピーピングしているような気分。リアルな日常を切り取った感じが、ある意味でカルチャーショック。だって秒で事件発生するし、パトカー内で楽しく会話してたら事件遭遇とか。無線で現場急行とか、心安まる暇もない。そんな市警の二人はれっきとしたバディものでよろしいでしょう。

エンド・オブ・ウォッチ DVD

ナイスガイズ!

刑事ものはありすぎるので趣向を変えて探偵ものならばナイスガイズ! これまた凸凹コンビではありますが、幾多のトラブルをかいくぐって問題解決へと向かいます。

ナイスガイズ! [Blu-ray]

探偵はBARにいる

探偵の「俺」と友人の「高田」による軽快な探偵バディもの。北海道出身の作家・東直己の小説家『ススキノ探偵シリーズ』が原作。

探偵はBARにいる 通常版 [Blu-ray]

フレンチ・ラン

刑事と刑事じゃない人という構図も意外と多い? この作品なんかははみ出し者CIA捜査官とスリのコンビが凶悪テロ組織に挑み、パリ大混乱!という作品。関係性が最後まで対等にならないというのはなかなか数少ないバディものかも知れない。

フレンチ・ラン [Blu-ray]

最強のふたり

車いすで生活している大富豪と、介護者として雇われた黒人青年、この全く境遇の異なるふたりが友情を結ぶヒューマン・ドラマ。

[公式サイト]
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/

最強のふたり [DVD]

ジャンゴ 繋がれざる者

アメリカ南部の奴隷制度時代の白人シュルツと黒人ジャンゴの関係性はなかなかのバディもの。

ジャンゴ 繋がれざる者 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

新品価格
¥1,500から
(2019/7/26 13:57時点)

テルマ&ルイーズ

平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、ルイーズは男たちを射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避行に移るが……。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス。

テルマ&ルイーズ [Blu-ray]

ナチュラル・ボーン・キラーズ

米『ENTERTAINMENT WEEKLY』詩が選んだ「史上もっとも物議を醸した映画」でトップテン入りを果たした、行く先々で理由もなく犯行を重ねる殺人鬼カップルの逃避行を描いたバイオレンス映画。男女のラブ・バイオレンス映画ではあるが、あえてバディものセレクションに入れてみます。

ナチュラル・ボーン・キラーズ ディレクターズカット [Blu-ray]

パーフェクトワールド

刑務所から逃げ出した男と、誘拐した子供が心を通わすというプロットは特別珍しいものでもない。これのどこがバディものなの? と思うだろうが、実はこの犯罪者と幼い少年の心の絆を描いたヒューマン・ドラマにこそ、バディものとしての醍醐味がつまっている。少年とケビン・コスナーの旅路をラストまで見守ったなら、わかってもらえるはずだ。

パーフェクト・ワールド(字幕版)

レオン

男同士の絆。女同士の絆。男と女。男と少年。男と少女にもまた絆は存在する。殺し屋と少女。バディものナンバーワンの呼び声高いのがこのレオン。日本公開時のコピーは「凶暴な純愛」。「ニキータ」のリュック・ベッソンが初めてアメリカで製作したバイオレンス・アクション。ジャン・レノ演じる孤独な殺し屋のレオンと、家族をギャングに殺された少女マチルダが心を通わせていくというストーリー。当時13歳だったナタリー・ポートマンがもうかわいくてかわいくてかわいくて(以下略 

レオン 完全版 [DVD]

というわけで最強のバディ映画を探せ バディ映画ベストセレクションでした。

【010】ビート 心を解き放て

【010】ビート 心を解き放て

beats-wide

ビート~心を解き放て~

Netflix映画。
決してNetflixのまわしものではないが、
Netflix映画の完成度、近年急速に高くなってきているように感じる。
そしてここでしか観れないという希少性が好循環になっており、
Netflix映画はもはや「ひとつの時代」を作る序章にさしかかっているように思う。

と、Netflixの株主でもないので、
今後の展望とかは置いておこう。

とにかくこの映画だ。
ヒップホップ映画でくくってしまうのはもったいないぐらいの、
普遍的なヒューマンドラマだ。
原題は「BEATS」で、
邦題はちょっと残念だが?
あらすじを乱暴に一行でいうとこうだ。
「不登校生徒が学校へ行くまでの話」

銃撃により姉を目の前で失ってPTSDを抱える十代の少年オーガスト。
彼が引きこもりながらもサンプラーMPCを駆使してビートメイキング。
かたや元音楽業界人で現学校の警備員であるロメロは、
妻である校長から現金をもらうために
不登校生徒を登校させるというミッションを請け負う。
オーガストと知り合いその才能にいち早く気づいたロメロは、
この稀代の才能を持つトラックメイカーを世に送り出し、
かつ自分も再び業界へ戻ろうと決意する。

ロメロは音楽業界へカムバックできるのか。
オーガストのトラックは世へ送り出されるのか、
いや、オーガストは引きこもりを解消できるのか。
という話だ。

普遍的なヒューマンドラマだ。

チャレンジする勇気。
なんのためにチャレンジするのか。
そのモチベーションが大事だな、と改めて思う。
かわいい女の子へ恋をしてその恋を成就させるのがモチベーションでもいい。
妻と復縁するのがモチベーションでもいい。
男としてのプライドを取り戻すのがモチベーションでもいい。
とにかく、そのモチベーションのために、
チャレンジすること。
その一歩を踏み出せれば、
きっと扉は開かれるよと。

そんなことを感じた。ほっこり作品であった。

2019.06.29

続きを読む

好きな音楽映画ベスト21(後編)

映画のあの曲かっこいいなとか思わずサントラ買っちゃうような映画あるよね? ああいうの映画音楽っていうんだろうけど、そうじゃなくってそうじゃなくって音楽を題材にした映画。つまり音楽映画。音楽中心の映画。まーいっぱいあるわ。そんな音楽映画の中から、ベスト21を選んでみましょうか?っていう話です。の後編です。⇒好きな音楽映画ベスト21(前編)

 

11位 バーレスク

クリスティーナ・アギレラ好きにとっては外せない作品。魅せる魅せるヴィジュアルもいいんだけど、話の流れで上手いのに歌わせてもらえないクリスティーナがいざ舞台で歌って、みんな鳥肌たつシーンは視聴者もぞくぞくっとすること間違いなしですよ。

バーレスク(字幕版)

 

10位 ソウルガールズ

アボリジニ初の女性ボーカルグループ「ザ・サファイアズ」の実話らしいです。差別と抑圧を受けていた環境から女性ソウルユニットとして成功するまでの物語を映画化。グループの興隆とベトナム戦争の戦況と、音楽のみならず、本当は物凄い難しい題材の映画なんじゃないかと思わせるスケールでした。よ?

 

9位 さらば青春の光

1979年に公開されたイギリスの青春映画。64年が舞台です。モッズスタイルのバイブルですね。音楽映画かっていわれると微妙に違いますが、主人公がロック好きだしザ・フーだし60年代ヒット曲が劇中多用されているので、音楽映画認定でよいでしょう。(曖昧)

 

8位 ストレイトアウタコンプトン

なんといってもHIPHOP映画のこれ。N.W.A.の興隆を描いております。DRE、EAZY-E、ICE CUBE。ああ、すごいメンツだなしかし。

 

7位 NANA

邦画いれてみました。バンドでの成功。嫉妬。その他もろもろ。あれ? これ原作って完結してるんでしたっけ?

 

6位 ドリームガール

ビヨンセ。こういうスターダム駆け上がる感じの音楽映画がやっぱり見ていて感情移入しやすいね。

ドリームガールズ (字幕版)

 

5位 天使にラブソングを1

ストーリーも面白いけど、ゴスペルのよさを最大限に引き出して大衆へプレゼンしてみせた傑作ですね。サントラ聴きまくったなぁ。元気になるし、大好きな作品ですね。

「天使にラブ・ソングを1&2」オリジナル・サウンドトラック(CCCD)

 

4位 卒業

これ音楽映画なのか? でも音楽は書き下ろしなんでしょ? むしろ音楽が物語展開に不可欠。本人らが歌わないミュージカルみたいなもんだ。(横暴)。しっかし、この映画の音楽は本当にイイね。ていうか音楽と映画が切り離せないね。

卒業

 

3位 コヨーテアグリー

バーレスクみたいな。バーレスクよりも下世話な? でもコヨーテアグリーのほうを支持しちゃう。熱量だよね。

コヨーテ・アグリー [Blu-ray]

 

2位 8マイル

青春そのものだなぁ。テーマ曲がかかったらフードかぶって拳握りしめたいですね。まずはそこから。

8 Mile[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

 

1位 コミットメンツ

大所帯のバンドを結成してマネージメントしてアイルランドでアイリッシュソウルで成功をおさめ、そして散っていく? 私にとっての音楽映画のバイブルです。ぜひご堪能あれ。

ザ・コミットメンツ [DVD]

 

と、まあ駆け足ではありましたが好きな音楽映画ベスト21(後編)でございました。

好きな音楽映画ベスト21(前編)

映画のあの曲かっこいいなとか思わずサントラ買っちゃうような映画あるよね? ああいうの映画音楽っていうんだろうけど、そうじゃなくってそうじゃなくって音楽を題材にした映画。つまり音楽映画。音楽中心の映画。まーいっぱいあるわ。そんな音楽映画の中から、ベスト21を選んでみましょうか?っていう話です。

 

続きを読む

勝手にキャスティングシリーズ「映画オーシャンズ11」

勝手にキャスティングシリーズ。
洋画オーシャンズ11なんかは豪華キャストでよろしいんでわ?
オーシャンズ11、オーシャンズ12、オーシャンズ13、ダニーの妹が主役のオーシャンズ8とシリーズは4作あるのかな? どれもこれも面白いですけれどね、もし日本でやるとしたら誰がどの役をするの?という妄想してみましょうか。まあ妄想だから相当贅沢な配役もありでしょう。

続きを読む

映画化して欲しい原作ストーリー

本屋で本以外を眺めるってのもなかなか難しいんだけど、
本屋で本を眺めていると「映画化決定」などと帯によく出ているじゃないですか。
映画の原作は読む派?読まない派?とはよくある質問だが、
今回は映画化したら面白いんじゃないのこの小説、ってのをプレゼンしてみたい。
この世にゃまだまだ面白い話が転がっているんですよ。
ぜひ映画化しちゃって欲しいですね。

続きを読む