メンテナンス

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「機械とか自動車って定期的にメンテナンスが必要でしょ? 使い続ければどこかにガタくるから。部品交換したり油さしたりするわけでしょ。人間も同じなんだよね。定期的にメンテナンスしていかないとね」

ちょっと前に医者に診てもらった際に言われた言葉だ。頭が痛いといって受診して気休めにCTだMRIだと検査してもらった結果、「重度の肩こり」という診断を下された。その際に、処方箋としてストレッチをすすめられた。しかし、筋トレや有酸素運動は率先してやるくせにストレッチというのはどうも後回しにしてしまいがちだった。結局、忘れた頃には「肩こり」で頭痛、頭痛が起きるとストレッチでほぐして頭痛が和らぐ、その繰り返しだった。

そこでついに重い腰をあげ、整体でマッサージを受けることにしたのだ。

マッサージを受けるなんて中学生の時以来だった。中学の頃は近所にあった接骨院に通っていた。接骨院にはサッカー部の気の合う仲間がほとんど通っていた。足首が痛い、膝が痛い、腰が痛いといった具合に、誰かしらがどこかしらを痛めていて、1回300円程度だったので気軽に通えたのだ。その頃、実際自分がどこを痛めていたのか、今ではまったく記憶にない。実はどこも痛めていなかったのではないか? とさえ思える。なぜなら、部活が終わった後もいかに長い時間仲間と過ごせるか、それだけのためにみんなで接骨院に通っていたフシがあったからだ。

人と合わせるとか人と同じことをするのを極力避けてきたこれまでの人生で、唯一、「みんなが行ってるから」的な発想で通っていた接骨院だった。

そんなことを思い出しながら、整体でマッサージを受けた。電気を流してもらうのも久しぶりだったが、大昔のジリジリとしびれるだけの電気と違って今の電気はビックンビックンと波打つような激しいタイプのものもあるようで、少々驚いた。

これを機に、
本格的にストレッチを習慣化しようと思っている。

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