[006]PICTURESQUE COLLECTORS’ LAND 〜幻想王国のコレクターズ〜/THE COLLECTORS

[006]PICTURESQUE COLLECTORS’ LAND 〜幻想王国のコレクターズ〜/THE COLLECTORS

[006]PICTURESQUE COLLECTORS’ LAND 〜幻想王国のコレクターズ〜/THE COLLECTORS

PICTURESQUE COLLECTOR’S LAND

1990年に発売されたコレクターズ4枚目のアルバム。
これはね、リアルタイムではなくその3年後ぐらいによく聴いてました。友人の家でのBGMがひたすらに、もうひたすらにコレクターズのこのアルバムとTHE BOOMのアルバムの交互ヘビーローテーションだったわけです。友人宅というのが俗に言う溜り場でして、常時8人~12人ほどおりました。どんな大邸宅だよと。いや全然普通の邸宅で12畳ほどの部屋にこたつやベッドや雑魚寝やらして漫画読んだりゲームしたり麻雀したりっていう溜り場でした。当時はまったく意識してなかったのですが、そこでコレクターズってのがまたお洒落ですよね。よく考えればモッズなファッションのやつが二人ほどおりましたもん。

で、アルバムなんですが、個人的なノスタルジー感傷型バイアスがかかっているとはいえ、どれも魅力的な楽曲なんです。シンプルなサウンドと難しくない単語が並ぶ歌詞は、すっと耳に入ってきます。今この瞬間聴いても不思議なことにまったく古さがない。むしろ、今感がある不思議。音楽世界も独特でありながら歌詞の世界観はトンでいるなーと思います。難解さがない誰でもわかる言葉を用いているのに、一周まわって難しく感じるというか。難しく考えちゃうのは受け手の問題なんだろうけど、そういう哲学的な要素さえ感じてしまうんですよ。いや、いたってシンプルなんですけどね。
タイトルセンスも抜群で、楽しそうなタイトル並ぶでしょ? ジャケットアートともマッチしていて、おしゃれなんですよね。
ぼくのプロペラはシングルカットだったかな。5曲目の…30…なんかは、30歳になったら何を思っているだろう的な歌で、当時からこれを聴いて戦々恐々としていたものです。カエルのように腹がふくらんではけるズボンがなかったらどうしようとか薄くなり始めた髪を掻き分けてとか、震えましたね。笑。

1.マーブル・フラワー・ギャング団現わる!
2.ぼくのプロペラ
3.時計発明家
4.地球の小さなギア
5.…30…
6.ちびっこアドルフ
7.気狂いアップル
8.彼女はワンダーガール
9.Dearトリケラトプス
10.消えろ!けむり野郎
11.ダイスをころがして
12.チョークでしるされた手紙
13.あの娘は僕の太陽なのさ
14.S・P・Y
15.ロケットマン
全曲作詞・作曲:加藤ひさし

2018.12.04

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