読書

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勝手にキャスティングシリーズ「太田愛」

  • 2018.12.18

「相棒」シリーズの脚本を手掛けている太田愛さんが小説を書いていて、これまでに「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」と三部作を世に放ってきた。どの作品もボリューム満点にたくさんの仕掛けが連なる壮大なスケールの物語だ。とにかくよく練られたプロットで、伏線の張り方からその回収まで、さすが脚本家だなと思わず唸ってしまう。「犯罪者」は企業犯罪にまつわり、「幻夏」は冤罪、「天上の葦」は公安や戦時中のプロパガンダにまで […]

私が愛したリボルバーを日本映画で配役してみる

  • 2018.10.18

小説を読んだあとにもしくは読んでいる最中に、 もし映画化するとしたらどんなキャスティングがいいか、 というのは読書好きあるあるではないだろうか。 個性豊かなキャラクターが登場する物語であるほど、 その傾向は強くなる。 そうはいっても、昨今は小説が映画化になりがちで、 映画化されていないほうが少ないぐらいだ。(いいすぎ) また、逆に、 洋画のストーリーをそのまま日本のキャスティングにあてはめていく、 […]

【008】Y 佐藤正午

  • 2018.10.16

【008】Y 佐藤正午 Y (ハルキ文庫) あらすじ アルファベットのYのように人生は右と左へ分かれていった―。 貸金庫に預けられていた、一枚のフロッピー・ディスク。 その奇妙な「物語」を読むうちに、 私は彼の「人生」に引き込まれていった。 これは本当の話なのだろうか? 「時間(とき)」を超える究極のラヴ・ストーリー。 数ある佐藤正午作品の中でも、特に「Y」が好き。 なぜなら大好物である「ライトな […]

かっこいい小説のタイトル

  • 2018.09.30

タイトル買いしたことありますか? 映画でも音楽でも小説でも。 タイトルがかっこよければ、それだけで興味をそそられるし、 逆にタイトルが平凡すぎるとなかなか日の目を浴びなかったりする。 タイトル買いとはいうものの、これは「タイトル勝ち」というのはふさわしい気がする。 タイトルだけで勝っている。素晴らしい、という意味だ。 映画タイトルシリーズがそこそこにアクセス数を稼いでいるので、 今回は「かっこいい […]

【007】かがみの孤城 辻村深月

  • 2018.01.30

【007】かがみの孤城 辻村深月 かがみの孤城 あらすじ 学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る […]

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