[018]Cowboys from Hell/Pantera

[018]Cowboys from Hell/Pantera

青春の第一次ヘヴィメタ・ハードロックシリーズはとりあえずPANTERAをもって最終章としておきましょう。とにかく聞きまくったヘヴィメタの中でも、神のように崇めていたグループがPANTERAでありました。PANTERAのボーカリストのフィル・アンセルモがかっこよかった。当時は何をもってかっこいいというのか(今となっては疑問なのです)、とにかく曲がかっこいいというだけで神でした。歌詞の内容とかあとで詳しく知っていくと、あれ?そうでもないなぁ、と目が覚めるのですが・・・。

1stアルバムのCowboys from Hellと2ndのvulgar display of powerまでの二作でリアルタイムでPANTERAにどっぷりハマりました。

Cowboys From Hell

何がよかったか? なんて考えるまでもなくサウンドですよね。パワーメタルという言葉が創られるほど重厚なサウンドはPANTERA独特のもの。そしてシャウト。フィルの声ね。革命的なかっこよさだった。ツアービデオとかホントくそみたいなビデオも、神を拝むような気持ちで視聴してたな。くそなんだけど内容。くそだからこそかっこよかった。

自分の15歳から16歳を振り返るうえでPANTERAの存在は欠かせない。自分にとっては暗黒のような時期だった。それを支えたのがPANTERAだった、というのではなくむしろPANTERAを崇めるほどに暗黒だったのだ。音楽に浸かり、悪魔的なものが尖っていると信じて、奇抜なことに特化し、下手くそな歌でバンドのボーカルをしていたあの暗黒期。いつもPANTERAが俺を支配していた。ただ、暗黒なりに、気合は入ってた。生半可な気持ちではなかった。必死だった。アイデンティティの模索に。

いまだにバンドTシャツ着ちゃうことあるんだけど、PANTERAは白も黒も持ってて、やっぱり着る時はちょっと気合い入るよね。そんぐらい特別なバンドです。青春そのものといっても過言ではないぐらいに。

2019.10.21

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