[007]オールタイム・ベスト オリジナル/中森明菜
- 2019.02.05
- 音楽
![[007]オールタイム・ベスト オリジナル/中森明菜](http://www.hibiki-jp.com/wp/wp-content/uploads/2016/03/darekatabest.jpg)
[007]オールタイム・ベスト オリジナル/中森明菜
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そもそも、誰かに語り継ぐべきベストなアルバムと題しているが、自分が語り継がなくてもいいレベルのアーティストばかりピックアップしているのは一目瞭然。でもいいんです。いいものはいい。もっと広めるべきなのです。
で、なんで中森明菜なのか。
昨今、アイドルブームといっては集団芸でなにやかにやとやっておられますが、楽曲で心を鷲づかみにされているのかい諸君?と問うてみたいわけですよ。かわいい、好き、素敵。アイドル追っかけるのにそんな理由は想定内だが、「曲にやられちゃいましてぇ」っていうパターンはあるのか?と。
そんなアイドルいました? いませんよね。とか思いながら明菜のベストを1曲目から聴くと、イントロで心を鷲づかみにされる。世代だったとか世代じゃなかったとか関係なくて(全然世代じゃないし、むしろマセガキなら世代かぐらいの絶妙な年代)、一瞬で胸がキュンですよ。なんだろうな、この甘く切なくなる感じ。これ、恋じゃないか?
そう。スローモーションは、恋なんだ。切なくなるんだ。出だしからヤヴァイ。というかデビュー曲だし、最初は「ちょっぴりエッチなミルキー娘」つうキャッチコピーだったAKINA。その売り出しこそいまや意外だが。
まあ、結局スローモーションのあとに少女Aでギャップを楽しみつつ、セカンドラブですよ。17歳で唄ったとは思えない。バブル期の愛人っぽさ満載の歌詞も、素晴らしい! 来生コンビ最強! グっとくる。そこから名曲のオンパレード。後半は真っ黒なイメージ(悪い意味じゃない)とか紫っぽいとかダークなトーンイメージにセルフプロモーションしていってて、楽曲も味満載。加藤登紀子作の難破船で完全に歌姫っぷりを発揮。
端的に言うなら、この3曲だけで中森明菜を抑えれる。
恋愛ソングというくくりならば、ね。
変遷が見て取れるでしょ。
スローモーション
↓
セカンド・ラブ
↓
難破船
なんでこんなに熱く語っているかっていうと、ドライブ中にたまたま明菜ベストがかかって、出だしから文字通り心鷲づかみにされたからなんですね。こんなアイドル(歌手)、もう出てこないだろうなーっていう切なさを込めて、DAREKATABESTにピックアップです。
1. 「スローモーション」
2. 「少女A」
3. 「セカンド・ラブ」
4. 「1⁄2の神話」
5. 「禁区」
6. 「北ウイング」
7. 「サザン・ウインド」
8. 「十戒 (1984)」
9. 「飾りじゃないのよ涙は」
10. 「ミ・アモーレ〔Meu amor é…〕」
11. 「DESIRE -情熱-」
12. 「ジプシー・クイーン」
13. 「難破船」
14. 「TATTOO」
15. 「二人静 -「天河伝説殺人事件」より」
2019.02.05
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