「似ている人を見かけました」
- 2016.04.13
「似ている人を見た」と言われることがよくあった。裏を返せばよくいる顔だということなのかも知れない。 「似ている人を見た」と言ってくるのが、ごく親しい人間や日常的によく一緒にいる人に限られていることも特徴的だった。ごく親しい友人からはわざわざメールで「今、西日暮里にいなかったか?」とか「山手線の反対側のホームで見ました」とか嘘みたいな話だが、わざわざメールが飛んできたものだ。もちろん、 […]
なにもなくてもさも意味ありげに
「似ている人を見た」と言われることがよくあった。裏を返せばよくいる顔だということなのかも知れない。 「似ている人を見た」と言ってくるのが、ごく親しい人間や日常的によく一緒にいる人に限られていることも特徴的だった。ごく親しい友人からはわざわざメールで「今、西日暮里にいなかったか?」とか「山手線の反対側のホームで見ました」とか嘘みたいな話だが、わざわざメールが飛んできたものだ。もちろん、 […]
上京して間もない頃、よく遊んでいた場所として意外な地名をあげたい。六本木だ。決して背伸びしているわけでも誇張しているわけでも見栄を張っているわけでもない。当時は本当に六本木に足を運ぶ機会が多かった。 みなさんがイメージする六本木はネオン煌めく眠らない街ではないだろうか? あるいは外国人と派手な夜行性の人々が行きかう街。たとえば芸能人が日夜うろうろしている街だとか。もちろんそういう場所 […]
生きるということは、電球を換えるということだ。 みたいなフレーズを目にしたことがある。つまりは自立する、自立して生きるというのは、電球を換えるということなのだと言いたいのだと思う。実家で暮らしていれば電球が切れても換える役目は自分ではなかっただろうし、何もしなくても家のことは誰かがやってくれた。でも一人で生きていくということは、電球が切れたら自分で交換しなければいけない。   […]
春ですね。この季節、花見シーズンで浮かれがちじゃないですか? 仲間とわいわいやってみたり、久々な顔ぶれと会う機会があったり、花より団子でお酒を飲みすぎてしまったりと、出入りの多いにぎやかな季節です。この季節、外向きな楽しみ方ももちろん嫌いじゃないですが、内向きなことを整理するのにももってこいなシーズンだと思っています。 年が変わっての1月とか、新たな目標をたてがちですよね。4月も心機 […]
短編掌説ショートショート第一弾 「天使の誘惑、悪魔の分け前」を掲載中です。 今後は こういったコンテンツを充実させていきます。 コンテンツという意味では、できうることなら毎月、 新曲もWEBにUPできるようにしていきたいですけど。 いかがでしょうね。むずいかな? さて、その昔、10代の頃に、 作家の井上ひさしさんとお話できる機会があった。 当時、本気で作家になりたかった私は、大作家を前に臆すること […]
あれから5年の歳月が流れた。 「もう」なのか「まだ」なのか、 感じ方は人それぞれだろう。 あの日を境に、 僕たちは考える必要に迫られた。 そして 大切なことが何かを改めて知る機会を得た。 決して忘れない。忘れてはいけない。 あの震災、震災の影響で命を落とした方々のご冥福をお祈りいたします。 自分のエピソード、いや願いを綴っておこう。 実家が仙台にある。 実 […]