あれから5年の歳月が流れ
- 2016.03.11
- 雑記

あれから5年の歳月が流れた。
「もう」なのか「まだ」なのか、
感じ方は人それぞれだろう。
あの日を境に、
僕たちは考える必要に迫られた。
そして
大切なことが何かを改めて知る機会を得た。
決して忘れない。忘れてはいけない。
あの震災、震災の影響で命を落とした方々のご冥福をお祈りいたします。
自分のエピソード、いや願いを綴っておこう。
実家が仙台にある。
実家には当時両親と妹と祖母が暮らしていた。
地震の直後にメールをもらっていたので、
地震そのもので甚大な被害があったとは考えにくく、
また地理的にも津波の被害があるとは考えられなかった。
それでも、「無事」という確約がないまま、
通信インフラの断絶により音信不通な日々が続いた。
震災から4日・5日たった日にようやく電話がつながった。
ほっとした。とにかくほっとした。
そして、震災直後から数日は、
俺がしっかりしなければ!
と常に気を張っていたような気がするが、
祖母の声を聞いたとき自分の中の人間らしさが弾けた。
祖母はだいぶ前から言葉を喋れなかったが、
一生懸命発声していた。
「あーあーあー」と。
大変だったよー、と
祖母の昔のままの声に自動的に変換できた。
涙が溢れた。
大切な人を、もっともっと大事にしよう。
そう思える日、そう思い直す、そんな日になりますように。
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