おすす名画
不定期でおすすめ映画をご紹介していこうと思います。
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韓国ドラマで今のところ自分の中でのナンバーワンに君臨している。ジャンルは青春、友情、十代の恋愛、家族愛、夫婦愛、兄弟愛、姉妹愛、隣人愛。とカテゴライズしてしまうのがもったいないぐらいにいろんなものが凝縮されている。冒頭2~3話ぐらいはギャグドラマなのか?コメディなのか?と首をかしげながら観ていた。しかし登場人物のキャラ描写や背景が描かれるにつれ、あっという間に心はわしづかみにされて感情移入していた。そう。自分も双門洞(※双門洞という地名は2021年イカゲームで再び日の目を浴びることとなった)の横町にいるような感覚に陥ったのだ(おおげさ)。
1988年を回顧する、実に27年後の2015年の自分が語り手だ。その年齢が2021年現在の自分の年齢と一致する。つまり27年前に主人公らと同い年だったという意味でのシンクロ感。(←これはあまり重要ではない)。むしろ娘が主人公と同い年なので、親目線で観れる描写が多々刺さったのはいうまでもない。
とにかく仲良し4人組ぷらす主人公ドクソンの関係性がよい。幼馴染。これに憧れてしまう。憧れを抱きつつも、こんなシチュエーションあったジャン自分もと過去を重ねるとか重ねないとか? テク、ジョンウォン、ソヌ、ドンリョン。愛すべきキャラクターたち。ドクソンとボラ、喧嘩のたえない姉妹。ドクソンの親はイルファさんとドンイルさん。ジョンウォンの家の母ラ・ミラン、ソンギュン、そして憎めない愛すべき長男のジョンボン。ソヌの家の、母ソニョン、幼い妹チンジュ、テクの家の父ムソンさん。ドンリョン家は、学校の先生ジェミョンと影が薄くて名前はわからない多忙な母親(ドンリョンは母の愛に飢えているわけだが)。とまあ横町の親連中はみんな役名が芸名(本名)なので覚えやすい! ドクソンの級友のマギー・チャンとジョイ・ウォン、(←あだ名だけど香港映画全盛期だからか冒頭から男たちの挽歌観てたしなぁ…)。なんならチョイ役でチョン・ヘインも出てたなぁ。とにかく味のある名優たちが出そろっておりました。
しかし、これを見てよう泣いた。
何がそんなに泣けたか?
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以下はネタバレになってしまうので要注意だ。
三角関係による愛の行方。
これもね、積み重ねが積み重ねの末に、友情をとるか愛を貫くか、いろんな駆け引きの末なもんだから、むせび泣いちゃうよ。すごいよ。まさか人様の三角関係で涙流せるとは思わなかったけど、積みあげてきた結果だと思う。
ま、あとは親が想う子。ここは鉄板で号泣。
ドンイルさんがギャーギャー言いつつもドンイルさんに泣かされた気がするなぁ…。
ソヌとボラ。
別れのシーンは涙なしでは見られないね。
ジョンウォンの人のよさ。
これだけで目に潤いをもたらした。
兄想いだったり、父想いだったり、母を気遣ったり、友を想ったり。
彼の人柄は人気だったでしょ。
だもんでラ・ミランの一家は好きだった。
その双璧としてテクがいたか。
天然でずるいよな。
囲碁界の天才少年棋士。
人気俳優パク・ボゴムが演じてるからなおずるい。
母想いのソヌの母の新しい一歩へ向けた葛藤もよかった。
応答せよは、ドクソンの結婚相手が誰なのか?という要素を楽しむ側面もあって
ソヌか!?テクか!?ジョンファンか!?
という流れが消去法で消えていく最後の最後で、
「ひょっとしてドンリョンなんじゃないか?」と自分は本気で思ったりもしていた。
とにかく面白かった。この世界が終わってしまうのが寂しい、いわゆる1988ロスってのを味わった気がしてる。作りが古臭いので、いつ見ても違和感がなさそうなのがまたいい。またいつか、きっと見るはずだ。
2021.10.26
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アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX [ブルーレイ DVD デジタルコピー MovieNEXワールド] [Blu-ray] |
2019年のエンドゲーム公開をきっかにMCUのマーベルシネマティックユニバース作品を見たという人も多いようで、何を隠そうわたくしもその一人なのだ。なんと9月の後半から年末にかけて2周分観てしまった。正直、こんなに面白いとは思わなかった。まだ観たことない人はぜひ見てほしい。
もちろんエンドゲームだけをポンっと見ても楽しめない。
エンドゲームへ至るまでに実に21作品を見る必要がある。中には主要作品だけを推奨するものもあるが、個人的には全部見るべきだと思う。唯一主役のキャストが変更されてしまうインクレティブル・ハルクだって絶対見るべきなのだ。これら全作品をマラソンして挙句エンドゲームへたどり着けば、感無量。劇中、涙が止まらないはずだ。
たとえがうまいかわからないけど、お嫁にいく娘を持つ気分とでもいおうかな。昨日の今日でポンっと娘が生まれて明日嫁に行くわけじゃないから、1から順を追って蓄積された物語が22作品にも及ぶと、達成感も相まって、すごいことになるわけですよ。(たとえ、うまくなくてすいません 笑)
さてさて、アベンジャーズ関連はフェーズ1~フェイズ3で区切られています。
どういう順番で見ていくの?
フェーズ1
『アイアンマン』(2008)
『インクレディブル・ハルク』(2008)
『アイアンマン2』(2010)
『マイティ・ソー』(2011)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
『アベンジャーズ』(2012)
フェーズ1で主要キャストが勢ぞろいして、
最初の集結は「アベンジャーズ」で確認できます。
この段階で相当胸アツになっていれば、もう先に進むのは容易です。
フェーズ2
『アイアンマン3』(2013)
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
『キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
『アントマン』(2015)
アベンジャーズでの大戦後の主要キャラの変遷を追います。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーという新たな物語も生まれます。
単体でも絶妙に面白いアントマンも欠かせません。
フェーズ3
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
『ドクター・ストレンジ』(2016)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)
『ブラックパンサー』(2018)
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
『アントマン&ワスプ』(2018)
『キャプテン・マーベル』(2019)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
フェーズ3も盛りだくさんです。
全部観るからこそ思い入れがエンドゲームにて爆発するんです。
基本的にキャプテンアメリカに何度も泣かされているワタシは、
エンドゲームで何度泣いたかわかりません。
インフィニティーウォーでの喪失感。
あそこから5年の月日が流れるというから、
わざわざエンドゲームを見るまで期間をあけて観るという気合の入れっぷり。
本当によかった。
詳しいことは一切書かないけど。
これはマーベルマラソンをしたものたちにだけ味わうことの許されたご褒美なんだと思う。
2020.01.15
タイムリープが大好きな私が推す。極上のタイムリープものだ。
広報担当で戦場での現場経験がないトムクルーズがひょんなことから現場に出されてしまう。その現場にてタイムリープするきっかけを得てしまう。タイムリープは死によってリセットし、同じところからまたスタートされる。まるでゲームのように、戦場へ繰り出しては死ぬことを何度も何度も繰り返す。そのうち、トムは頭を使い、いかにこの局面を乗り切るかを画策していく。
リチャード・R・スミスの小説「退屈の檻」を思い出す。何度も繰り返すタイムリープの中で、確か小説は相当短い分数の出来事だったが、いかに新たな発見をするかにチャレンジする。
主人公のトム・クルーズ扮するケイジは、死ぬたびに出撃前日に戻る。記憶を受け継いでいるからタイムリープを繰り返すたび戦闘スキルは向上していく。何しろすべて把握しているから、次に何が起こるかもわかるのだ。なのでスーパーマリオでもやるような感覚で目をつぶっててもクリアできる次元まで進む。
そんなとき出会うのがエミリー・ブラント扮する人類軍の救世主最強の兵士リタ・ヴラタスキ。事情を知る女兵士と力を合わせ問題解決にのぞむのだ。最初はへたれだったトム・クルーズが、日々の訓練によりどんどんたくましくなっていくさまには感動すら覚える。また、同じ時間をいかに有効に使えるか、なども見ごたえがある。武力で圧倒される人類軍執念の反撃が開始されるわけです。
難しい知識も特にいらず、シンプルなのがよかった。
なんといっても、ラストがよかった!!
なんといっても、ラストだ!
解釈が異なるだろうしいろんな議論ができるだろうあのラストが素晴らしい!!
ラストについて、いや、この映画全編に対して、語り合いたい。
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原作者は日本人で、桜坂洋。SFアクション。近未来の地球を舞台に、謎の侵略者との戦闘に挑んでは戦死するという不条理な世界に囚われ、同じ出来事を永遠に繰り返す男が同じ境遇にいる女性兵士と出会い、現状を打破しようと奮闘する姿が描かれる。監督を務めるのは『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン。
2019.10.29
【011】キャストアウェイ
サバイバル映画にハマる時ってあると思う。
無人島に漂流して一人で生き抜き、生還の日を夢見るとか。
食料問題、水、火、動物との戦い、島からの脱出などなど、
さまざまなファクターが絡み合い、絶対面白くなるに違いない!
と、リアルなサバイバル映画を求めがちじゃないですか?
さてさて、肝心のキャストアウェイのあらすじはコチラ。
国際宅配便会社フェデックスのシステムエンジニアであるチャック・ノーランドは、突如として平穏な生活を奪われる。飛行機事故に巻き込まれ、絶海の孤島に取り残されてしまったのだ。
「トム・ハンクスの無人島サバイバル生活」と言っても過言ではないくらい、作品の4分の3は無人島でのサバイバル生活映像だ。
火も水もない島での生活で、どうやって生き抜くのか。
リアルサバイバル生活を垣間見れる。
人間は孤独のどん底に置かれると仮想相棒、つまり、何かに話しかけて安堵したくるなものなかも知れない。
この映画で一番心に残ったのは、「ある名前」なのだが、ネタバレになるので伏せておこう。
間違いなくこの映画を観終えた時、あなたはその名前を大声で叫びたくなるだろう。
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2019.08.21
バックナンバー
⇒【009】ノッティングヒルの恋人
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⇒ 【005】無伴奏
⇒ 【004】ぼくらの七日間戦争
⇒ 【003】ハングオーバー[シリーズ]
⇒ 【002】百円の恋
⇒ 【001】ザ・コミットメンツ