潜在意識にある「そういうのださくない?」
- 2020.12.08
- 出来事

タトゥーをいれない。
十代の頃から決めていた。
十代の頃はハードコア、パンク、ヘビメタなんぞを聴いていて、プレイヤーたちは皆競うようにして体中、中には頭にまでビッシリと彫り物をしていたではないか。そんなアーティストにあこがれ、日々身近に感じながら、自身もバンドなんぞで演奏しながら、まわりがバキバキに彫り物を入れている中で、なぜ、どうして、タトゥーを入れてこなかったのか。
その秘話は中一ぐらいにさかのぼる。
中一の頃、好きだったコに言われたのだ。
「そういうのださくない?」
単に、通学カバンに落書きをしていたのだ。
当時好きだったバンドの名前とかを書くわけだ。
机とかにも彫刻刀とか彫っちゃうわけだ。
まあ、自分はコレが好きですよ、と誇示するわけだ。
そこでしかアイデンティティを示せないというか。
まあ、自己顕示欲としかいいようがない行為なのだけれどね。
それに対して、当時好きだったコが放ったセリフ。
「そういうのださくない?」
グサっときたよね。
その一言で、彫り物、しょいものから一切手を引いたといっても過言ではない。
ありがとう。のりこちゃん。笑
確かにね、
その当時かばんに入れた文字を10年後も20年後も好きでいたか?
答えはノーだ。
そんなものを一生消えないところに残せるか?
ノーだ。
諸行無常。
人の気持ちなんて移り変わる。絶対はない。
どうも自分には自己顕示の欲求が消し切れないので、
好きなものをアピールするフシはある。
卒業文集の書き出しは4マス使って1文字(つまりデカ文字にした)
ガンズ&ローゼスと一色紗英なんて文字で書き出したな。。。
今でもそれ背負えるか?背負えるか?背負えるか?
というわけだ。
何もタトゥーは文字だけじゃないから柄を入れればいいじゃないか?と思うだろ?
だからその柄でさえ10年20年たって、あー失敗した!ってならないか?
そういう風に思わせてくれたのは
「そういうのださくない?」
という一言が原因なのでありやんした。
タトゥーいれるいれないは別に個人の自由。
いいじゃない。
ただ、自分はいれない、ってだけ。
その根本には、
カバンの落書きがあったのでした~という話でした。
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