好きこそものの上手なれ
- 2016.11.14
- 読書

ある密着番組で小野伸二(札幌コンサドーレ)が、テレビでサッカーばかり見て過ごしているというのを知って、好きこそものの上手なれという言葉が頭をよぎった。サッカーが好きだからサッカーを見る。自分だったらこうするとかイメージトレーニングもつながるのだそうだ。
なるほどな、と思う。確かに、ラーメン屋になって大成したい者はラーメンの名店をいくつも食べ歩きするのだろうし、料理人もしかりだろう。映画にたずさわる人間も映画が好きで暇さえあれば映画を見ることだろう。芝居をやるものは、人の芝居もたくさん見るだろう。格闘技に明け暮れているものは、人の試合をたくさん見るだろう。
何が言いたいかというと、音楽にたずさわる身であった時分に浴びるように音楽を聴いてこなかったな、という話だ。
なんだそんなことか、と思うだろうが、それは意外と重要なことだと思う。
2016年、わけあって相当量の本を読んでいるが、合計すると読了冊数は120冊以上になりそうだ。何を読んでるかというと1割がノンフィクションで、9割がフィクションだ。とにかく週に2.3冊ペースで活字を貪っている状態だ。よく飽きもせず続く。しかし、結局、好きだから続くのだ。経済的な理由や健康面の配慮などが必要だとしても、年に120ものサッカーの試合を見れないし年に120食もラーメンを食べ歩けないし120本の映画や芝居を見れない。でも、好きな人はやっているだろう。むしろそこまで好きじゃない人にしてみれば年間120冊は読まないだろう。
好きってのは大事だよ。
好きっていう感情が一番強い。
不惑目前でそんなことに気づく。
せっかくなので次回は、読書のすすめ、小説特集いってみますね。お楽しみに。
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