食わず嫌い聞かず嫌いはよくない

食わず嫌い聞かず嫌いはよくない

アンテナは常に高く張っていないとね。世の中で起きていることを知ろうとしないで素通りしてはダメですよ。ていうのはトランプさんの話じゃなくて、ピコ太郎の話です。ピコ太郎っていう名前を知らなくてピコ星人なんて言っちゃって大笑いされましたよ。知らないって恐ろしいですよ。それで思い出したのが、東方神起のことをヒガシカタカミキという演歌歌手だと思っていた、とかいう陣内智則のネタ? まあ、そんぐらい笑いに転化できればいいんでしょうけど、ピコ星人では・・・。

で、その東方神起。東方神起の昔の曲って意外とかっこいいんだよねという話。HIPHOPやR&B、SOULなんかを聴きかじっている人が聴けば、言わんとしていることはわかってもらえると思う。しんみりとしたバラードの曲なのにビートはRUNDMCのHERE WE GOと同じ的な。結構、かっこいい曲多いんですよね。いわゆるK-POPの先頭を走ってただけありますね。しかし、東方神起が全盛期の頃っていつの話だよ。何年遅れでマイブームきちゃってんだよという話だ。

さすがに、すべての音楽と平等に付き合えるほど時間も暇もないし、なにしろそこまで音楽と向き合う情熱がない。だから、素敵な音楽と出会うことなく過ごしてしまいがちなのだ。でも、いいものは、何年遅れようとも必ず耳に届くようになっているのではないだろうか。あ、そんな風に書くと、東方神起のことを持ち上げているように聞こえてしまう。違うのだ、とか釈明すると話がややこしくなるが、まあ「かっこいい」と思える曲といっぱい出会えたほうがいいに決まっている。

アンテナは常に高く張っておかないといけないと、と思うわけです。

最近はチャットモンチーのmajority blues(マジョリティブルース)という曲がいい。終始脱力感満載の歌なのだが歌詞がやけに響く。1番で16歳の私を、2番で22歳の私をうたう。16歳の私はライブハウスへ行くんだな。22歳の私は東京へ行くんだな。「東京は思ったより近かった。~ 徳島は思ったより遠かった」というラインには共感するね。上京してすぐに感じたのは、東京は近いけど、仙台は遠い。そう、行くには近いが、帰るには遠いのだ。

最近は日本の歌ものをよく聴く。吐息のように歌うハナレグミと、張り上げるように一生懸命歌う奇妙礼太郎をバランスよく聴いている。シャレオツ気取るならsuchmosあたりを聴きたい。

「食わず嫌い聞かず嫌いはよくないこれ聴きゃ好きになるに違いない♪」
というブッダブランドの故DEV LARGE氏のラインが頭をよぎる。

アンテナは常に高く張っておかないとね。

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