DAREKATABEST

「誰かに語り継ぐべきベストなアルバム」を紹介するコーナー略して「DAREKATABEST」
その昔、書籍の特集で某ジャンルの名盤を5つあげてくれといわれ、目の前にあったレコード5枚をピックアップしたという適当かつ最低なことをしてしまったことを猛省して今に至っているのでレコメンドは真剣に取り組みたい。

自分に影響を与えてくれた、ステキなアルバムをご紹介。


[004]THEイナズマ戦隊 【俺達の応援歌】

俺達の応援歌

1. 合言葉 ~シャララ~(long size)
2. ~熱血商店~
3. 文京台青春物語
4. 俺たちの未来は明るいぜ!!
5. 雨上がり
6. Ban&An~バカ万歳アホ万歳~
7. オマエ・がむしゃら・はい・ジャンプ
8. なぁ次郎
9. メッセージ・ボトル
10. 為さねば成らぬぞ!!
11. 応援歌
12. 各駅停車
(2009年2月8日発売)

【コメント】
音楽が持つ力は無限大。気持ちがナーバスになってしまったり元気が欲しい時に、エネルギーをチャージするかのように聴きたい音楽があったりする。自分にとってはTHEイナズマ戦隊というバンドはどんな栄養ドリンクよりも効き目がある。THEイナズマ戦隊、通称「イナセン」は無骨なロックサウンドにドストレートな男くさい歌詞がのっかる。かっこつけないからかっこいい。かっこいいからかっこつけないのだと禅問答みたいな話になる。とにかく、まっすぐな言葉はまぶしいほどにかっこいいことを教えてくれる。

どのアルバムもおすすめなのだが、コンセプトアルバム「俺達の応援歌」には「イナセン」の熱いメッセージが凝縮されているのでとっかかりとしては入りやすいアルバムなはずだ。それまでのリリース作品のいいとこどりでもあるが、全編を通して「応援ソング」だったりするので、「頑張りたいやつ」にはとてつもなく励みになるアルバムだ。

78年生まれには才能溢れる音楽人が多い。ヴォーカルの上中丈弥(ウエナカ ジョウヤ)もその一人だ。

現在進行形で、三十代の等身大っぷりを歌い上げているイナセンが、四十代でどんなメッセージを発していくのかひそかに楽しみにしていたりする。そんなTHEイナズマ戦隊、まずは【俺達の応援歌】から手に取ってみてください。

2016.08.06


[003]OZROSAURUS 【Rhyme&Blues】

Rhyme&Blues(初回限定盤)(DVD付)


Rhyme&Blues
1.INTRO
2.All My People -It’s OS III-
3.I See U
4.Welcome To The Bay Blues Recordz feat. Kayzabro from DS455
5.Life Is One Time -Rhyme&Blues- feat. 般若,SAY
6.My Dear Son
7.The Phoenix(will rise)
8.Handz Up
9.Disrespect 4 U feat. ZEEBRA
10.ON AND ON (ROMERO SP Remix)
11.D’s Nutz FM’06(Vol.2)
12.Clap Ya!! feat. BIG RON
13.眩暈(めまい)
14.Soul Dier feat. SORASANZEN
15.風吹く土曜 feat. SAY
16.Outro
(2006年3月15日発売)

【コメント】
自分が日本人ラッパーで一番好きなのはOZROSAURUSのMACCHO。彼の声質、発声、フロウ、ブレス、すべてが楽器。言葉の意味より先に、音としてすんなり耳に馴染む。自分がラップをはじめるきっかけになったといっても過言ではない97年のOZROSAURUSの狩人の唄 feat.ZEEBRAを、DJ HASEBEのMIX TAPE#3で初めて聴いた時の衝撃は、いまだに現在進行形だったりする。2001年にアルバム『ROLLIN’045』で立ち位置を確立し、2003年に2ndアルバム『JUICE』を発表。この直後にMACCHOが交通事故に遭い、一時は死線を彷徨うが奇跡的に回復。その後、DJ TOMOの離脱やレーベル立ち上げを経て、2006年にリリースされたのが本作だ。

シングルカットされたThe Phoenix(will rise)にすべてが集約されているような気がしている。不死鳥がベイブルースレコーズ引っ提げてご帰還だ。初めて聴いた時の、冒頭のあのお馴染みのシャウトで身震いしたのは、そこまでの道のりや背景を知っているからというわけでもないだろう。

ラップが楽器になっている、日本でも数少ないアーティストの一人だと思う。

2016.06.17


[002]JITTERIN’JINN 【DOKI DOKI】

DOKI DOKI

1. アニー
2. SINKY-YORK
3. なによ!
4. エヴリデイ
5. 相合傘
6. いつかどこかで
89年11月発売

【コメント】
自分は乙女座ではあっても乙女ではないが、これは乙女心をくすぐるドストレートに切ないチューンが凝縮された6曲入りミニアルバムだ。「好き」という気持ちと「好きすぎて切ない」という気持ちしか伝わってこない。むしろ、その純度が高く、聴くものを甘酸っぱい気持ちにさせるのだ。学生生活中にこのミニアルバムと出会えたことには感謝すべきだと思っている。1曲目のアニーはまさに学園ライフでの一目惚れソングで、気持ちがドストレートに描かれているし、2曲目のSINKY-YORKはちょっと大人な恋で(といっても17歳)、4曲目のエヴリデイも毎日会いたかったのに別れの時を迎えるという、切なさの代名詞的な曲だ。最後のライン「彼女と仲良くね」の「ね」の語尾のあげっぷりの切なさに乙女たちは共感したはずだ。

楽曲はイカ天バンドブームに登場してきただけあって軽快なロックサウンドといったところ。

個人的に一番好きなのは5曲目の相合傘。相合傘で歩きたい、という歌だ。毎年6月になるとこの曲を思い出すぐらいだから、相当好きな曲なのだと思う。しかも好きなラインは、「帰り道 まわり道、君が通る公園で 6月の雨に光るアジサイを見つけた」という箇所。

純粋な歌詞が満載のこのミニアルバム。純粋さのかけらもなくなってしまったおっさんやおばさんが今聴くと、切なすぎて胸が苦しくなること間違いなしです。え? もうこういう気持ち忘れちゃったって? それは残念です。

2016.05.11


[001]ROXY BLUE【WANT SOME ?】

ウォント・サム?

(1) TOO HOT TO HANDLE
(2) SISTER SISTER
(3) TIMES ARE CHANGIN’
(4) IT’S SO EASY
(5) ROB THE CRADLE
(6) SQUEEZE BOX
(7) TALK OF THE TOWN
(8) ROCK-A-BYE BABY
(9) LUV ON ME
(10) NOBODY KNOWS
(11) LOVE’S GOT A HOLD ON ME
(12) MAIN ATTRACTION

92年3月発売

 

【コメント】
92年当時「BURRN!」や「YOUNG GUITAR」などの雑誌を購読していた私が、リアルタイムで発売日を心待ちにしていた数少ないバンドのデビュー作。その名もROXY BLUE。正統派LAハードロック最後の大物的な扱いでデビューした。プロデューサーにはマイク・クリンク。あのGUNS N’ ROSESのプロデューサーで知られる。他にもモトリークルー、メガデス、ホワイトスネイク、浜田麻里などのプロデュース経験もある。古くはロッキーで有名なSurvivorの”Eyes Of Tiger”にもエンジニアとして関わっていた経歴を持つようだ。とにかく当時は大々的にプッシュされていた。しかし時代はハードロックバンドブームも終焉間近。グランジロックが席巻していく中で、ROXY BLUEはこの1枚のみで消えてしまった記憶がある。

楽曲のサウンドは正統派なHR。ガンズやモトリーに感じる「悪」や「不良」な部分を一切感じないのが不思議だ。楽曲にもワルさは微塵も感じない。それゆえにクセはなくノリのいいロックナンバーやパワーバラードなどポップでキャッチーな楽曲が多い。日本のバラエティ番組などでもいくつかの楽曲のイントロをコーナーの導入で使用していた。「元気がでるテレビ」なんかではよく使われていた。キャッチーなので、一度聴くと印象に残る曲が多い。地味にギタリストがうまくてギターソロのわびさび具合は今聴いてもツボ。

ドライブのおともに1枚忍ばせておきたいアイテムだ。その際はドライブスルーでジャンクなものをテイクアウトすることもお忘れなく。
2016.03.24


 

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