[012]オール・ユー・ニード・イズ・キル
- 2019.10.29
- 映画
![[012]オール・ユー・ニード・イズ・キル](http://www.hibiki-jp.com/wp/wp-content/uploads/2016/03/film.jpg)
タイムリープが大好きな私が推す。極上のタイムリープものだ。
広報担当で戦場での現場経験がないトムクルーズがひょんなことから現場に出されてしまう。その現場にてタイムリープするきっかけを得てしまう。タイムリープは死によってリセットし、同じところからまたスタートされる。まるでゲームのように、戦場へ繰り出しては死ぬことを何度も何度も繰り返す。そのうち、トムは頭を使い、いかにこの局面を乗り切るかを画策していく。
リチャード・R・スミスの小説「退屈の檻」を思い出す。何度も繰り返すタイムリープの中で、確か小説は相当短い分数の出来事だったが、いかに新たな発見をするかにチャレンジする。
主人公のトム・クルーズ扮するケイジは、死ぬたびに出撃前日に戻る。記憶を受け継いでいるからタイムリープを繰り返すたび戦闘スキルは向上していく。何しろすべて把握しているから、次に何が起こるかもわかるのだ。なのでスーパーマリオでもやるような感覚で目をつぶっててもクリアできる次元まで進む。
そんなとき出会うのがエミリー・ブラント扮する人類軍の救世主最強の兵士リタ・ヴラタスキ。事情を知る女兵士と力を合わせ問題解決にのぞむのだ。最初はへたれだったトム・クルーズが、日々の訓練によりどんどんたくましくなっていくさまには感動すら覚える。また、同じ時間をいかに有効に使えるか、なども見ごたえがある。武力で圧倒される人類軍執念の反撃が開始されるわけです。
難しい知識も特にいらず、シンプルなのがよかった。
なんといっても、ラストがよかった!!
なんといっても、ラストだ!
解釈が異なるだろうしいろんな議論ができるだろうあのラストが素晴らしい!!
ラストについて、いや、この映画全編に対して、語り合いたい。
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原作者は日本人で、桜坂洋。SFアクション。近未来の地球を舞台に、謎の侵略者との戦闘に挑んでは戦死するという不条理な世界に囚われ、同じ出来事を永遠に繰り返す男が同じ境遇にいる女性兵士と出会い、現状を打破しようと奮闘する姿が描かれる。監督を務めるのは『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン。
2019.10.29
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